■ 全国にどんどん広がるお声と想い
「子供がにんじん大好きで、料理しようと切ってる側からとられて…」O・Rさま
こういったお声は今まで本当にたくさんいただいています。
21年間ずっと、毎シーズンうれしいお言葉をもらえるのです。
特にうれしいのは、野菜嫌いのお子さんがびっくりするほど食べると。おかわりをすると。リクエストがあると。
舌と感覚でそのまま素直に反応してくれるらしいです。
■これ、砂糖入れた?
何が驚いたかと言えば、その「根」でした。
これほど根が太く強く旺盛に生育しているニンジンはそれまで見たことがありませんでした。
タネもあるでしょう。肥料もあるかもしれません。風も日当たりも温度のおかげもあると思います。
ただ、一番は育て方と土です。
根野菜ですから、そのふかふかした絨毯のような土の影響はかなり大きいでしょう。
微生物も活性化して、ミネラルも豊富に含まれていることで健康で密度の濃いニンジンが育ちます。
それも何十年もです。
特徴的なのは、ニンジン特有のクセと独特のニオイがないこと。
もっと特徴的なのが、切るとさわやかな香りがグンと立つこと。
さらに特徴的なのは、フルーツのような甘さです。
火を入れると格段に違いますが、もちろん生のままでもその威力がわかります。
ジュースにすればその糖度とコクに皆さん驚かれて、何度も「これ、砂糖入れた?」と聞かれるほどです。
当然、よく言われる「ニンジン嫌いの方にも…」などというレベルではなく、まるで別格です。
これほど人の心をとらえて離さないニンジンを食べたことはありませんでした。 |
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実はニンジンは、根菜類では珍しい緑黄色野菜です。
その緑黄色野菜の中でβカロテン含有量はトップクラス!
約50gのニンジンで、成人が1日に必要な量のビタミンAが摂れます。
カロチンの名の語が英語のキャロットからきているのもわかります。
ビタミン、鉄、カルシウム、食物繊維など栄養の宝庫であるために、昔から貧血症、腎臓病、疲労回復に有効といわれているニンジンですが、やっぱり何といってもオレンジの色素であるβカロチン(ビタミンA)がダントツ。
アンチエイジングには欠かせない野菜です。
■できれば皮はむかないで
生はもちろん、煮たり、揚げたり、炒めたりなどの加熱調理も美味しいですが、ニンジンのβカロテンを効果的に摂るには、油を使った調理が最適です。
βカロテンは生だと10%、煮ると30%、バターや油で調理すると50~60%も吸収され、また油によって甘みも増していきます。
ですので、きんぴらや精進揚げ、かき揚げ、筑前煮などは栄養をたっぷりと効率良く摂れます。
ニンジンのβカロテンは皮のすぐ下の組織に含まれています。
なので、そのまま調理するか、ごく薄くむくといいですね。。
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