■ フルーツの味わいを

一番の大きな差は「張り」でしょう。
この熊本の地域でしか味わえないパリっと感は見事。
朝晩と日中の温度の落差がとんでもない厳しい環境が生み出した賜物です。
もちろん生でもフルーツのように味わっていただけます。
たかがピーマンと思っているともったいない。





■ 油断禁物のポイントです

存在感がグンと際立つ”青椒肉絲”も、
ホッとする深い味わいの”煮浸し”も、
子どもたちが大好きな”肉詰め”も、
なくてはならない”ピザのトッピング”も、
BBQでそのまま”丸焼き”も、張りと味が命。
つい油断してしまうピーマンこそ、感動料理への分かれ道なのです。





■ 子どもが大好きになります

これほど「子どもがキライ」と思われている野菜もないでしょう。
でも本当にそうなのでしょうか？
今、子どものキライな野菜アンケートの上位にピーマンは入っていません。
なぜなのか？
実は、食卓に出ないらしいのです。
「子どもが嫌い」→「料理に使わない」→「存在を忘れている」→「アンケートに出ない」

子どもたちは正直です。
美味しくないものは気遣うことなくハッキリ食べ残します。そして嫌います。
決して、子どもたちが野菜嫌いなのではありません。
ゲームばかりして味覚音痴になったわけでもありません。
そのピーマンがおいしくないからです。
それだけの単純な話です。
だから、一度食べさせてあげてください。
普通ではまず味わえない本物を。





■ 女性は特に大事な「C」

ピーマンのビタミンは野菜の中でもトップクラス。
ピーマン1個にレモンの約2倍、トマトの約4倍ものビタミンＣが含まれています。
毛細血管を丈夫にする栄養素「ビタミンＰ」がビタミンＣを熱や酸化からガードするので、加熱してもしっかりビタミンＣが摂れると晴らしい健康野菜です。



先日も中国産ピーマンから基準値を超える農薬が検出されたと大騒ぎになっていましたが、では残留農薬が基準値以内だったら大丈夫なんでしょうか？除草剤も？化学肥料も？蓄積されても大丈夫？実は国内産といえども農薬を考えられないほど使用している（特に加工用）ピーマンがあるそうです。そう、外国だけの話ではないんですよね。。。本当に笑顔で食べてもらいたい、そんなふうに思っています。